Kaggle Masterになった
"Feedback Prize - English Language Learning" (以下FB3) で金メダルを取得した結果、メダルの条件を満たし、Kaggle Competitions Masterになることができた。FB3については後で思い出を語ることにしよう。
Kaggle Competitions Masterになるための条件とは金メダル1つと銀メダル以上2つである。実は過去に金メダルを取得したことがあったので、FB3では銀メダルでもMasterになることはできたのだが、2枚目の金メダルでmasterになることができて非常に嬉しい。実力を示せてよかったと感じた。どうやらKaggle Masterはアクティブユーザーの上位1%に入る実力らしい?
金メダルが2枚あるとちょっとプロフィールが強く見えないですか?そうでもない?
お気づきの方もいらっしゃるかもしれないが、今まで参加したコンペは3つとも自然言語処理に関するコンペである。 結果的にということもあるが、自然言語コンペに絞って出場することで素早くKaggle Masterになることができたと思う。
"Feedback Prize - English Language Learning" で金メダル
今回参加したコンペでは15位の成績でギリッギリ金メダルを取得することができた。 余談だが、成績公開時には17位とギリギリ金メダルに届かない順位だった。
めちゃくちゃ悔しかったのだが、翌日になると、自分たちよりも上位の2チームが削除され繰り上がりで金メダルとなった。これは不正を行ったチームを運営が削除したためである。
このようなドラマもあったため、感情がぐちゃぐちゃにかき回される1週間だった。壊れそう。
本コンペの我々の解法はこちらに記述している。→ Feedback Prize - English Language Learning | Kaggle
これ以前に参加したコンペではチームメイトのおかげで良い成績を残せた部分も大きく、このままだと実力に見合わずにMasterになってしまうかとも思っていた。ちなみに、過去コンペの思い出はこちらに。(実は今回も、過去に金メダルと取ったとき同様、京都の神社へお参りしたり)
本コンペでは私のアイデアでスコアを伸ばすことが今までよりも多く、胸張って良い貢献をしたと言えると思う。 取り組むにあたって意識していたのは以下の2点だ。
- とにかく試行回数を増やす。
- 自分のザコさは認識していたので、センスや経験などではkaggle歴の長い方に勝ちようがない。
- であれば、クラウド代など気にせずとにかく試行回数を増やして勝率をあげたほうが合理的だと思った。
- 過去に学ぶ。
- 過去の似たコンペの上位解法を徹底的にサーベイした。
- これにより全くセンスの悪い実験はある程度減らせたんじゃないかとも思っている。
とはいえチームメンバがいなかったら金メダルは取得できなかったので、チームメイトに改めて感謝したい。とりわけ、チームメンバの舘野さんはたくさんのスコアにつながる実験を行っただけでなく、手動でやってた作業をサクッとスクリプトで自動化したりと、作業を加速させる仕組みづくりも行っていただいて非常にスムーズにコンペに取り組むことができた。さすがCTO。 チームメンバである舘野さんのブログはこちら。
今後はどうしようか
機械学習の能力を示す上で一つの壁とされるKaggle Master取得を達成できて良かった。また、アルゴリズムの能力を示す上で一つの壁とされるAtCoder水色も過去には取得したりしている。この2つを持っている方はなかなか少ないのでは?こんなことを書いてたら自己肯定感が増してきた。とはいえ この世にはGMかつ赤色みたいなバケモノな方もいらっしゃるが...。
追い求めたいなにか具体的な称号は今のところ思いつかない。Kaggle Grandmasterは相当修羅の道なので今の所目標にはしてなかったり...。ただKaggleの面白さも知ったし、今まで参加したことのないAtCoderのHuristic contestなどにも興味が湧いてる。またプログラミングとは関係なく作曲してみたい気持ちもある。しばらくは色々雑多に取り組むかもしれない。
少なくともKaggleに関しては、今後は自分のあまり知らないドメインへのコンペ参加が増えるかもという感じで、チームマージへのお誘いお待ちしてます。そして、GMリーチになるまで私に金メダルを恵んでください。